京都デニムのわびさび

茶の湯、染色画などの領域における「わび・さびの世界」。

それは閑寂(かんじゃく)、清澄(せいちょう)な世界、枯淡の境地を意味します。

日本文化の独自性はもの静かでどことなく寂しげな境地、

色彩感を否定したような枯淡な趣(おもむき)を美意識として発展させたことです。

「わび(思い通りにならないつらさ)」とは動詞の「わぶ(気落ちする・つらいと思うなどの意)」から生まれ、

「さび(生命力の衰えていくさま)」とは動詞の「さぶ(古くなる・色あせるなどの意)」から出てきた言葉です。

つまり、これらの言葉は否定的な感情を示します。

やがて茶の湯、文芸、工芸、染色などの分野の人々がこうした言葉を「美を表す字句」として評価します。

その背景には平安時代から鎌倉時代に続く和歌文学や染色の伝統がありました。

京都デニムはこの美意識を現代的な感性で捉え、表現しています。