ボタンとリベット

京都デニムはボタンとリベットにもこだわります。
京都デニムは、和柄が平面描写と空間的なデザインを合わせ持つと考えるからです。

例えば、流水に桜という風景があったとしましょう。
一般的にはその風景を平面として描き、写すようです。
京都デニムは桜のボタンを流水のカタチにした生地の上に添え、和を作ります。
京都デニムは茶室の空間、戸こしに見える四季の移ろう木々の美しさなど
奥行、空間、そして空気のような部分に美意識を見出すからです。
京都デニムは平面描写だけでなく和の空間も演出する造形なのです。

ジーンズにおけるリベットとはデニムの生地間をつなぐ金属製のプロダクトをさします。
初期のジーンズはカン止め(特殊な針で特殊な縫い方のミシン)で縫い合わせることで、
その強度を図ってきました。やがてリベットが用いられ、デニムの生地と生地を接続するようになります。
ハードな洗いや動きにも耐えられるよう、厚いデニム生地から作られたジーンズ。
リベットはこの点で必要なものでした。
現在のリベットはおしゃれのツールとして認知され、その役割も多様化しています。

京都デニムはこうしたリベットの歴史を踏まえ、リベットを別の角度から意味付けました。
京都とデニム縫製産地をつなぐこと。
そのような考えが京都デニムのリベットに桜の文様として刻まれています。